Pain-Free Life

海外生活中に椎間板ヘルニア。痛みが引かなくて病みかけた人のブログ。

手術から1ヶ月経過。腰の痛みは?

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手術から1カ月経ちました。

 

ようやく、あまり腰の痛みを気にしなくても生活できるようになってきました。

私の場合、手術は成功したにも関わらず、数日のうちに、腰と足に椎間板ヘルニア特有のビリビリ、ジンジンした痛みが戻ってきてしまい、再発かと落ち込んでいました。

 

実際、同じようにヘルニアの手術を受けた人からも、

「手術を受けて痛みが残る患者さんは少なくないよ。手術で70~80パーセント痛みが減ったなら成功だと言えるんじゃないかな」

と、言われていたので、

(じゃあ、残りの30パーセントの痛みは一生残るのか……)

と絶望したものです。

 

ですが、毎日軽く運動して、食べて、横になってという規則的な生活を続けていたところ、痛みを感じない日が増えてきました

 

まだ腰の筋肉が固いので、動きにくい時もありますが、ようやく腰まわりを鍛えてもいいコンディションが整ったようです。

(手術以前は痛みがひどく、理学療法を続けられなくて、悪化の一途をたどっていました)

 

今まで、手術後の経過をブログにアップしてきましたが、手術直後から1ヶ月経ったということで、これまでの経緯をまとめてみます!

手術前は足の痛みがひどく、ほとんど歩くことができなかった

実に1年以上もの間、椎間板ヘルニアの痛みに苦しんでいました。

ひどい時には10mも歩くと足がズキズキと痛み出して、歩けませんでした。

何よりもつらかったのは、ベッドに横になっても痛みで眠れないこと。

痛み止めを飲んでも2時間くらいしか効果がなく、毎日寝不足状態。

当然ながら仕事にも行けなくなってしまい、手術をすることにしました。

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受けた椎間板ヘルニアの手術は

私が受けた手術は顕微鏡下による椎間板切除術です。

椎間板ヘルニアによって圧迫されている神経を除圧してあげるために、飛び出してしまった椎間板ヘルニアの一部を切除する手術です。

最近では飛び出した椎間板ヘルニアが、必ずしも腰や足の痛みの原因とは限らないということが研究によりわかってきました。

ですが、私の場合は、痛みがひどくなるたびにMRIを受けていたこともあり、足の痛みがひどくなるたびに、椎間板ヘルニアが大きくなっていることが検査結果からわかっていました。

そのため、医師からも神経の除圧を行えば、足の痛みはなくなるだろうと言われたため、手術をすることにしました。

 

手術時間は1時間から1時間半で、手術は全身麻酔で行われました。

手術前日から入院しましたが、手術の前日は特にすることもなく、同意書への署名、麻酔科医による手術中の麻酔についての説明以外はそれほどすることもなく、暇でした。

手術はちょっと怖かったですが、ともかく痛みがなくなるのであれば、なんでもしたいという気持ちでした。恐怖よりとにかく痛みの方が勝っていました。

 

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手術当日は比較的ゆっくりスタートでした。

私を含めて、本日手術予定の患者さんが5人いるそうで、かなり遅い時間になってしまうかも、と言われていましたが、どういう訳か予定が早まりました。

けっこうあわただしく、手術着に着替えて、手術室に運ばれたので、あまり不安に思う時間もなくて、えっ!?えっ!?と思っているうちに手術が終了です。

目が覚めた時には、自分の部屋に戻っていました。

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手術後に痛みはどのくらいなくなったのか

手術直後には椎間板ヘルニアによる下肢の痛みは全くなくなりました。

ですが、手術で3cmくらい背中を切開していますので、自分で起き上がるのはちょっと無理でしたね。

ベットに横になっていれば、ほぼ痛みは感じません。

手術翌日は、歩行器を使って5メートルくらい歩くことも出来ましたし、午後には一人でトイレに行くこともできました。

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手術直後に椎間板ヘルニアで一番嫌だった、足の痛みは消えましたが、背中がとにかくがちがちで、動けません。

痛み止めを飲んでいるので、痛みはそれほどひどくありませんが、とにかく体の位置を変えるのが大変でした。

でも一日ずつできることが増えていきます。

ベットから一人で起き上がれるようになり、病院内を歩き回ったり、最終的には病院の外まで軽くお散歩に行けるくらいに改善しました。

(歩くペースは、かなりゆっくりではありましたが。)

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pain-free-life.hatenablog.jp日に日に歩く距離も増えてきて、予定していた通り5泊6日で退院することができました。

退院の日は友達に荷物を持ってもらいましたが、電車に乗って帰ることができました。

やっと我が家に帰ってくることができてホッとしました

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退院後はウォーキングをメインに足腰を鍛える

退院後、家にて自宅療養をしていましたが、体が動くようになるにつれて、ふとした瞬間に腰や足に痛みを感じるようになってきました。

術後のリハビリはウォーキングメインで行うように、医師から言われていたので、最初から張り切りすぎていたのかもしれません。

手術から1、2週間経つと、なぜか足腰が痛む......これって再発!?とかなり落ち込みました。

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手術から3週間経っても、日によってはかなり足腰が痛み、「手術を受けたのに何で?」と、落ち込むこともありますが、痛いときは、割りきって何もせず、ベッドで休むようにしていました。

2、3日安静にしていると、痛みが引いてきたので、本当に無理せず、ゆっくりと痛みの出ない範囲で歩いていました。

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手術で痛みが消えても油断してはいけない

 私の場合、手術で痛みが消えても、日常生活に戻って、身体に負担がかかると、すぐに足腰の痛みが戻ってきてしまいました。

早く日常生活に戻りたい一心で、ウォーキングをがんばっていましたが、たった30分程度のウォーキングでも、私の体には負担が大きかったようです。

 

手術後の痛みの軽減のスピードは人によってかなり差があるようです。

手術後痛みが消えて、すぐに日常生活に戻れた人もいれば、手術をしても痛みが残ってしまう人も少なからずいます。

 

私は手術から1カ月経ったころ、かなり痛みも気にならなくなり、長い距離も歩けるようになってきました。

 

結果として、手術を受けて良かったと思います。

私の主治医は傷の回復をとにかく優先する人でしたので、手術から6週間は「筋トレ禁止、ウォーキングで足腰を鍛えること」と言われていたので、まだ本格的なリハビリは始めていません。

ですが、手術を受けたことで、痛みがほぼなくなりましたので(無理をすると痛みがあります)、これからしっかりと腰回りの筋肉を鍛えていきたいと思います!