Pain-Free Life

海外生活中に椎間板ヘルニア。痛みが引かなくて病みかけた人のブログ。

仕事をとるか自分の健康をとるか

椎間板ヘルニアも手術から9ヶ月経ちました。

 

去年の今頃は、痛みでもうろうとしていて、痛み止めを飲んでも痛みが収まらず、でも痛み止めを飲まないともっと痛いので恐怖心から飲むというように、完全に精神がやられてしまっている状態でした。

 

それに比べればなんと穏やかに過ごせるようになったことでしょう。

 

最近のメニューはこんな感じです。

 

  • バス停ひとつ分歩く
  • バランスボールを使ったエクササイズ
  • お野菜を中心とした食事メニュー

 

寒い日は部屋で腰痛対策

寒くなってきたこともあり、ウォーキングの時間がグッと減ってしまいました。

 

理学療法士の先生に相談したところ、室内でできるバランスボールを使ったエクササイズをいくつか教えてもらいました。

 

エクササイズといっても、特別なことではなく、ボールに座ったまま歯磨きをしてみたり、腰回りの筋肉が動くように腰を回してみたり、シンプルな動作です。

 

バランスボールを使った腰痛対策は、私が経験した中では一番やりやすいと感じました。

 

場所はとるけど、一度買ってしまえば乗っているだけで体感が鍛えられるし、腰痛があっても痛みを感じる動作は少ないです。

 

フローリングだと滑りやすいので、バランスボールの下にヨガマットを敷いて使っています。

 

痛み止めの長期使用による負担

去年のこの時期は、何をしても腰痛のことが頭から離れずに、つらい日々を送っていました。

何度となく病欠を取りましたが、1週間程度休んでも痛みが治まるわけもなく、仕事中は絶え間なく痛み止めを飲んでいました。

 

痛み止めを飲んでいる間は痛みが軽減されるので、 なんとか仕事をすることはできるのですが、痛み止めが切れると痛みが倍増する気がして、痛み止めを止めることができなくなっていました。

 

「痛み止めを飲まないと...! 」

 

そんな強迫観念に駆られ、痛み止めの長期使用による体への負担も現れ始めました。

 

胃薬を一緒に処方してもらっていましたが、それでも1ヶ月、2ヶ月と長期で痛み止めを使用していると、胃への負担も強く、胃が痛くなったり顔に吹き出物が大量発生してしまいました。

 

基本的に痛み止めというのは長期使用するものではありません。

 

痛みがなくなればやめるのが当たり前、しかし長期のひどい腰痛に悩まされていた私は、痛み止めを止めることができませんでした。

 

それどころか、痛み止めが切れると腰痛がひどくなるということもあり、医師から単発で併用可能な、より強い痛み止めも処方されていました。

 

痛み止めの長期使用による負担も医師に相談しましたが、医師からは、

 

「胃薬も処方してあるから、あまり気にしないで痛みがあるなら飲んでください」

 

と言われるだけでした。

 

医師はまず痛みを抑えなければしょうがない ということもあるのでしょうが 、痛み薬を飲むことで起こる小さな体への負担はより私の不安をかきたてました。

 

今思えば、精神的にも影響が出ていたような気がします。

 

とにかく痛み止めをに頼った生活をしていて、それでも全然良くならない状況に、追い詰められていきました。

 

仕事か健康か

毎日の仕事と生活に加え、ひどい腰痛で疲れきっていた私は、仕事を辞めた方が良いのではないかとはないかと 真剣に悩み始めました。

 

同僚にも迷惑をかけているし、正直なところ、仕事を続けながらこのひどい腰痛が良くなるとは思えませんでした。

 

ですが、仕事を辞めてしまえば収入がなくなってしまいます。

 

しかも、たかが腰痛で会社を辞めなければならないなんて、なんで自分ばっかりこんな目に遭うのか情けない気持ちと腹立たしい気持ちでいっぱいでした。

 

悩んだ末、結局時短勤務に契約を変えてもらうことにしました。

 

もちろん収入も減。

 

それでも無職になるよりはましだと思い、週40時間から週32時間に労働時間を変更してもらえるように、雇用契約を変更してもらいました。

 

時短勤務にして腰痛が軽減したかと言われれば、答えはノーです 。

 

これだけひどく腰を痛めてしまっては、たった8時間ほど週の労働時間を減らしたところで何か変わるというものではありませんでした 。

私が時短にした本当の理由は、病院に行く時に毎回会社を休まなければいけないのが心苦しかったからです。

 

一週間に一回、検査があるときは2回など、ひんぱんに会社を休んでいて、上司にも言いにくかったし同僚にも大変申し訳ない気持ちで、だんだんと言いにくくなってきていました。

 

それだったらいっそと思い、時短にして会社を休まなくても病院に行けるようにしました。

 

時短勤務にしたとはいえ、結局はこれだけ痛くても仕事を止めることができず 、痛みを抱えたまま一年過ごしてしまいましたが 、今思えばなんでもっと早く対策を取らなかったのかなと思います。

 

例えば、

 

ぎっくり腰を起こした後1、2週間しっかりと休養したら良かったのではないか、

 

上司にもっと早く相談して時短契約にしてもらえば良かったんじゃないか、

 

そんな気持ちが後を絶ちません。

 

当時は、1年もしたらも良くなるんじゃないか、なんて希望も持っていたので、仕事を続けてしまいましたが 、今日痛みのない穏やかな生活が送れるようになって思うことは、

仕事なんかより 自分の健康が一番だということです。

 

当たり前の事なんですが、仕事が第一 優先事項になっていると、この考え方が できないんですよね.....

 

体調を崩して精神的にもボロボロで、もうどうでもよくなって、それくらいにならないと 健康が一番大切ということに気づけない、そんなおバカな人間だったわけですが、今はそれがちっともえらいことではないと思います。

 

上司にうざがられようが、同僚に迷惑をかけようが、私自身が健康でなければどうにもならないということです。

 

こんなことを言うと周りの人間はどうでもいいのかと批判されてしまいそうですが、そういうことではなく、自分自身が健康で心穏やかでなければ、周りの人を ハッピーにすることはできないと思うからです。

 

ですから、自分がいっぱいいっぱいなのだから、周りの人のことを考えている場合ではないと思います。

 

腰痛ということなので、放っておけば治るんじゃないかという希望もあります。

 

私もそう思って1年我慢してしまいましたが、結局悪化し手術となってしまいました。

 

おそらくほとんどの腰痛は1年や2年経てば、放っておいても治るのかもしれません。

 

でも私のようにどんどん悪化してしまうこともあるので、こればかりはお医者様でも予測できないそうで。

 

そうなってくると、大切なのは自分の今の状態を正確に把握して、どうしたいのか自分で 決めることだなぁと思いました。

 

時短勤務にするか退職するか、いずれにしても誰かに迷惑をかけてしまうかもしれませんが 、それは治っときに考えればいいですよね。

 

私も相当に職場の人に迷惑をかけてしまいました。

でもあまり思い詰めずに、今まさに痛みで苦しんでいる人はまずはご自分のことを考えてくださいね。

 

本日は、ここまで。

お読みいただいてありがとうございました‼