Pain-Free Life

海外生活中に椎間板ヘルニア。痛みが引かなくて病みかけた人のブログ。

手術当日


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手術当日の朝です。

 

痛み止めは昨日から飲んでいないので、痛みで4時くらいには起きてしまいました。

5時間くらいは眠れたようです。

 

手術当日にやったことはこんな感じです。

  • 朝食
  • 13時頃水分摂取ストップ
  • 14時ごろ手術着に着替える
  • 14時30分手術室へ
  • 16時30頃自分のベットで目が覚める
  • 夕食
  • 血圧チェック
  • 血栓防止用の注射
  • 感染症防止のための点滴

 

手術の準備について

 

朝食前に看護師さんがきて、手術着と着圧ソックスなんかを持ってきてくれました。

本日手術予定の患者さんは5人いるそうで、手術は早ければ15時頃だけど、19時くらいになる可能性もあると言われました。

 

とりあえずは、7時30分に朝食を頂きます。

今日はこれが最後の食事。ペロリと平らげました。

水分は15時まで摂って良いということでしたが、手術が早まったときのことを考えて、13時頃から控えました。

 

いざ手術室へ

 

昨日の朝に入院して、午後からはなんの検査もなく、かなり暇です。

 

付き添いで来てくれた友達と話していると、案の定手術の予定が早まったとのことで、14時頃に準備を始めました。

手術着を来て、ベットに乗せられ、手術室へと運ばれます。

 

まったく心の準備もできてませんでしたが、麻酔開始→→→

→→→起きたら、また自分の部屋のベットの上に戻っていました。

 

術後の痛みについて

 

傷口は少し重たい感じがしましたが、あまり気になりません。

まだ麻酔が効いていたと思います。

 

それよりも、のどの不快感の方がすごかったです。

のどがイガイガして、呼吸すると咳き込みそうになりました。

呼吸器をつけていた影響ということですが、イメージとしては、風邪で喉がやられている感じです。

のど飴を持ってきていたので、なめてました。

 

夕食は寝たまま軽く食べて、食後に痛み止めを飲みます。

体がちょっと熱をもってる感じがしました。

 

トイレは付き添いがあれば可ということで、あれほど心配してたカテーテルはついていません。

 

ですが、体の向きを変えようとすると、かなり痛みを感じました。

ヘルニアのように足にジンジンくる痛みではなく、傷口(?)の痛みな気がします。

 

でも、数ヵ月ぶりに仰向けに寝ていられるのがすごくうれしいかったです。

 

30分ごとに自動で腕のバンドで血圧を計り、看護師さんがドレーンのチェック、1度だけ血栓防止のため右太ももに注射を打った以外は、かなりゆったり過ごせました。

 

執刀医の先生と少し話す

19時頃、執刀医の先生が会いに来てくれました。

私は手術前からずっと下肢痛を訴えていたので、

「足の痛みはなくなって良かったですね」とおっしゃって帰っていかれました。

 私のヘルニアはかなり大きかったようで、けっこう取れたみたいです。

(ビンに入ったのを見せてくれました)

 

先生の執刀件数、本日5件。

すごいパワフルです。

 

全身麻酔について

私の場合は、とくに全身麻酔による吐き気や悪寒などはありませんでした。

手術時間が5時間も早まったため、水分も手術1時間前くらいまで摂っていましたが、特に問題にはならなかったようです。

 

術後の夜は少しだけつらい

深夜になって仰向けの姿勢を続けるのがちょっと辛くなってきました 。

寝返りをしようと思ったんですが、できない。

傷口の痛みは動かなければ、全然平気なんですが、少しでも動こうとすると腰全体が生命の危機レベルで痛い&動けないんです。

 

看護師さんを呼んで手伝ってもらい、ようやく横向きになることができました。

あまり熟睡はできませんでしたが、以前のようなヘルニアの激痛に比べれば、だいぶ楽な夜でした。

でも2時間ごとに起きてしまうので、夜がとても長く感じました。

手術前日


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月曜日の朝9時に来院して受け付けで、入院手続きを済ませます。

入院は5泊6日の予定です。

 

お部屋は個室。

 

執刀医の先生が、

「僕が執刀する患者にはいつも個室をおすすめしてます」

と言うので、言われる通り(自腹だけど)、個室にしました。

 

お部屋で採血をした後、麻酔科医に会う前に問診票を記入。

この問診票は手術の同意書に書いてあったものと同じような感じでした。

 

問診票の記入が終わったら、一旦部屋を出て、麻酔科医の術前診察に向かいます。

麻酔科医の先生は女性でとってもいい人でした。

麻酔は腕からで、酸素吸入のためにマスクもをすること、麻酔がかかったら仰向けにして手術というような簡単な説明も受けました。

 

気管に管も入るので、手術が終わったあと、ちょっと変な感じもするかもしれないけど、短い間だけだし、年齢も若いからあんまり気にしなくてもいい、と言われました。

 

一旦部屋に戻ると今度は看護師さんによる問診のため、別室に移動。

血圧を図りましたが、ちょっと高めでした。

思ったより緊張していたんでしょうか?

 

手術の具体的な内容は執刀医がするということで、看護師さんからは主に手術前準備から手術後の流れについて説明していただきました。

 

火曜日の手術当日は5人オペ待ちの人がいて、私は最後になるようです。

 

  • 「15:00から17:00の間には始まると思います。手術はだいたい30分から45分くらい。」
  • 「食事は朝までOK」
  • 「水分も11時ぐらいまでは摂っていい」

 

とりあえず覚えられるだけ、必死に記憶します!

朝御飯が食べられるなら、空腹にも耐えられそうですね。

 

手術のあとは夕食も出るそう。

 

ちょっとびっくりしたのが、手術の翌日の水曜日は、ベットから動いてはいけないと言われたことです。

食事もトイレもベットの上。

 

マジか……

 

ネットで調べていると、内視鏡手術の場合は翌日から歩けると行っていたので、トイレもOKだと思っていました。

 

手術よりもカテーテルの方が嫌だったので、この説明はちょっとショック。

 

それを我慢すれば、木曜日にはカテーテルを外し、理学療法士さんと一緒にリハビリを開始します。

 

そして土曜の朝には退院ということでした。

 

すべて順調にいけば、月曜入院→土曜退院の5泊6日の予定です。

 

補足:

後で看護師さんが背中の毛を剃りにくるって言ってたけど来ませんでした。

22時過ぎても電気つけて携帯いじってたら、看護師さんが来ました。

眠れなかったので、睡眠導入剤をもらってみました。

痛み止め飲んでないから痛くて眠れないんだけど、効くのかなと思いつつ飲んでみましたが、結局そのあとすぐに寝てしまったようです。

 

さぁ、明日は手術当日です!

 

椎間板ヘルニアで手術を受けるまで


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私は、デスクワークで長時間座っているので、腰に負担をかけることが多く、度々ぎっくり腰を起こしていました。

いつもは、2週間も休めば良くなっていましたが、今回はぎっくり腰から椎間板ヘルニア坐骨神経痛と、どんどん症状が悪化していきました。


下肢痛がひどくなり、仕事にも行けなくなったため、とうとう手術に踏み切りました。

ではでは、どういった経過で手術まで至ったのかをざっと説明します。 

 

きっかけはぎっくり腰

手術しようと思うまで、なかなか決心がつかず1年かかってしまいましたが、はじまりは良くあるぎっくり腰でした。

 

日曜日にお部屋を掃除していた時のことです。

床にあった物を拾おうとしたときに、腰に「ピキィッ」という痛みが走りました。

「あ~、やばい。やってしまったぁ。」

 

私はひとり暮らしだったため、助けてくれる人はおらず、とりあえずベットに倒れ込み、友人に電話しました。
運の悪いことに誰も捕まらず、唯一捕まった子は別の町に住んでいたので、助けに来れず。
ですが、友人と話しているうちに痛みが落ち着いてきて、
「今友達に来てもらったところで、病院開いてないし、明日考えよう」
と思い直し、その日は1日中ベットで過ごしました。

翌日は、痛みで白目向きそうになりましたが、かかりつけの医師のところに行きました。


医師が最低でも1週間休めと言うところ、仕事があるからと、無理やり3日に縮めてもらいました。
(今思えば、ちゃんと休んでればよかった……)

医師は、とりあえずその日は痛み止めを出してくれて、後日MRIを取って、その結果次第で専門医に見てもらうか判断しようということに。

3日間自宅で休んでいましたが、痛みは引かず、痛み止めを飲みながら、仕方なく会社に行きました。

とりあえずMRIを撮らなければという事で予約をしましたが、なんと1か月後。

痛み止めを飲みながら、なんとか1ヶ月やり過ごし、MRIの検査結果待ちでさらに1週間、ようやく診断画像をゲットできました。

ホームドクターに整形外科への紹介状を書いてもらい、ようやく整形外科へ。
ぎっくり腰から、すでに2ヶ月経っていました。

診断の結果、第4腰椎と第5腰椎の間にヘルニアがあるとのことで、理学療法を受けながら様子をみることに。

筋力の低下を防ぐため、痛みはありましたが、我慢して通いました。

 

くしゃみでヘルニアが悪化!?

 腰の痛みは依然としてありましたが、仕事には行っていました。
ただ、最初のぎっくり腰から4か月後、ベッドに横になっている時にくしゃみをしたら、腰にすさまじい痛みが走りました。

これはちょっとまずいと思ったので、次の日すぐに病院に行きました。
今回は時間を置かずして、2回目の激痛という事で緊急度が上がり、数日後にMRIを撮ることができました。

結果をもって整形外科に行ったところ、
「これは手術も検討した方がいいかもね。」と整形外科の先生に言われて、ショックを受けたのを覚えています。

なぜなら、1回目のぎっくり腰の時に撮ったMRIでは小さなヘルニアだったのが、今回は大きくなってしまっていたのです。

先生は、ヘルニアが小さくなるかどうかはわからないと言いました。

ただ、本当に手術が必要かどうかは、実際に手術を行う神経外科医に聞く必要があるということで、また別の病院に送られることに。

 

神経外科医にセカンドオピニオンを聞きに行く

本当に手術が必要か、セカンドオピニオンを聞くために、総合病院の神経外科にやって来ました。


神経外科の先生は、スキンヘッドで超強面でしたが、とてもやさしい人で、「まずはブロック注射を試して様子を見よう」と言って、その場で知り合いのペインクリニックへ電話もしてくれました。

 

ブロック注射で一時的に痛みがやわらぐ

最初にぎっくり腰を起こしてから、すでに半年が経過していました。

とにかく痛みが治まるならと必死でした。

 

ブロック注射前の問診や同意書などを書いた後に処置台へ。
うつ伏せがつらかったので、お腹の下にクッションを敷いてもらいました。

背中にこれでもかというほど消毒液を吹き付けられ、その後に小さい注射器で、麻酔をしました。
チクッとしますが、これは我慢できます。

麻酔が効いてきたら、いよいよブロック注射となりますが、注射器の大きさが半端なかったです!
麻酔が効いているので、思っていたよりは痛くはありませんが、圧痛がすごかったです。

 

仙骨の割れ目から注射する仙骨ブロック注射ですが、割れ目といっても自分でが触ってもまったく分からないような隙間です。
そこに太い注射針が刺さるので、ずっと、「う~う~」と、痛みをごまかすためにうなってました。
ただ、注射をしてもらっている途中から、明らかに背中の筋肉が緩んだのがわかりました。
今まで痛みで強ばっていた筋肉がブロック注射でリラックス状態になり、とても効果があったと感じました。

注射は1回打って、1日置いて、もう1回連続して打ちました。
幸いにも注射が効いて、痛みはかなり小さくなりました。

ブロック注射は合計で6回打ちました。


最初の1、2回はすごく効きが良くて、
「このままブロック注射を続ければ治るかも」と期待しましたが、やはりブロック注射の効き目が切れると痛みが戻ってきてしまいます。


お医者さんのすすめで、ブロック注射を打っている間、数週間お仕事を休み、理学療法士に教えてもらいながら筋トレやストレッチなど治療に専念しましたが、ブロック注射の効果が切れてしまうと、痛みで体を動かすことができず、理学療法を続けられませんでした。

それでも、もう仕事を休むことはできないと思い、痛みに耐えながら仕事に行っていました。

最初の腰痛から9ヶ月経過していました。

最初のうちは、同僚も「大変そうだね」と気を使ってもらえますが、そのうち
「まだ治らないの」という感じの無言のプレッシャーを感じます。

療養休暇もすでに4週間取ってしまっていて、痛いとは言えませんでした。

いや、しかし痛い。

ブロックの効果が切れてしまうと、フツーの人間が我慢できるレベルじゃありません。

仕事中に痛みに襲われたらどうしよう、という不安から、毎食後、痛み止めを欠かさず飲んでいました。

その結果、胃が荒れて、顔のニキビもすごくなってしまい、痛む止めを飲むのは止めたいのに止められないというループにハマってします。

 

ある日突然歩けなくなる

痛みで数時間しか寝れない日が1ヶ月以上続いていました。

 

ある日の朝、ものすごい痛みに襲われ、歩くことができなくなりました。

出勤前だったので同僚に電話して、迎えに来てもらい、大学病院の緊急外来へ行きました。

そこで痛み止めの点滴を打ってもらい、病院を出るときにはなんとか自力で帰れるくらいには回復。

 

ただ、この一件で、「もう無理だぁ」という気持ちが強くなり、気持ちが塞いでいきます。

ひとり暮らしで、すべて自分でやらなきゃ行けなくて、仕事にも行くなんてもう無理。

 

仕事はこの日から休むことに。

最初の腰痛から11ヶ月経過していました。

 

3回目のMRIで手術を決断

救急外来で痛み止めの点滴を打ってもらった翌日、またかかりつけの医師のところに行きました。

もう1年近く経つのに、眠れないほどに痛みがあることを伝えると、もう1回MRIをとってみて状態を確認しようということになりました。

その上で、今回は手術も検討しましょうということになりました。

 

とうとう手術しかない所まで、来てしまいました。

3回目のMRIの検査結果を持って、もう一度神経外科の先生に会いに行きました。

 

MRIの結果は、半年前の結果と変わらず、大きなヘルニアが写っていました。

 

爪先歩き、かかと歩き、片足立ちなどもした結果、以前よりも出来なくなっていました。

 

先生には、もう一度保存療法を繰り返す手術をするか、どちらでもいいけど、足が弱くなってきているから、手術をする理由はできたけどねと言われました。

 

先生にどっちがいいか決めてもらいたいところですが、こればかりは私が決めなければいけません。

 

また何ヵ月もブロック注射と理学療法を繰り返すだけの時間も精神的な余裕も、すでにありませんでした。

 

とても嫌でしたが、手術を受けることにしました。

 

自己紹介。椎間板ヘルニアで病みかけた人のブログです。


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はじめまして。

椎間板ヘルニアの痛みで、病みかけた人のブログへようこそ。

 

海外生活中に椎間板ヘルニアになり、1年保存療法でがんばりましたが、改善せず入院→手術となりました。

 

まさかここまで症状が悪化するとは思っていませんでした。

しかも手術を決断することになるとは......

 

今まで整形外科、鍼灸、ペインクリニック、理学療法、ブロック注射、オステオパシー薬物療法とさまざまな治療を受けてきましたが、一時的に痛みが引いても効果はあまり長くは続きませんでした。

痛みがだんだん強くなり、夜も眠れなくなりました。

 

ネットでもずいぶん検索しましたが、手術は本当に最後の手段と書いてあったので、この手術を選択してよかったのか、正直わかりません。

 

私は我慢が足りなかったのか……

 

じゃぁどれだけ我慢したらいいのか。

 

もう一年耐えました。

その間、食事療法や筋トレもがんばったつもりなんですが、なかなか良くならなくて、本当に辛かったです。

 

痛みには本当に苦しめられました。

病みました。

もう痛くて痛くて、なにも考えられなくなってしまいました。

 

とりあえず手術が終わり、自宅に帰ってくることができましたが、今後二度とあんな痛みを味わいたくないので、治療の過程をブログに書き残すことにしました。

 

私も手術を受けるにあたり、たくさんの人の体験談などを読んで参考にさせていただきました。
もし椎間板ヘルニアで同じように苦しんでいる方のお役に立てればうれしいです。

 

(このブログは、あくまでも私の個人的な体験談をまとめたものですので、最終的にどのような治療を受けるかは、必ずお医者さんと相談してください。)

 

それでは、これからよろしくお願いします。